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　平素は香川県建築士事務所協会賛助会の活動に格別のご理解とご協力を賜り厚くお礼申し上げます。昨年度はコロナ禍で例年恒例の行事としておりました、親睦ボーリング大会、セミナー、工場見学会、親睦コンペなど、会員の交流と親睦のための行事すべてが残念ながら中止となりました。現在会員数は１３９社となり、本年度も香川県建築士事務所協会のご指導の下、会員の増強と活動の充実を目指して参ります。

　令和二年度は前年度より中国で発生したといわれる新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい経済活動は一変してしまいました。賛助会行事もすべて中止を致しました。電気屋さんではWEB カメラが売り切れ、慣れないオンライン会議では真意が伝わらず、真夏のマスク着用での作業も大変でした。抗体検査キットを手に入れ、ドキドキしながら検査をしたのを思い出します。年度末には世界中で開発中のワクチンが承認され、接種も始まっておりますが、今年の早い時期にコロナ禍が収束に向かうとは今のところ考えられません。本年予定されている東京オリンピック、パラリンピックの開催も不透明となっております。

　何もかも不透明な時代となっていますが、確実なのは今もこれからも建設の現場で働く作業員が不足している事実です。若い優秀な人をこの業界に来てもらうためにできる限りの方策を実施することは待った無しです。また我々の建設業界には多くの課題が山積みです。キャリアアップ、週休二日、といった働き方改革をはじめ、生産性向上のためのＩＣＴ、i-construction、ＢＩＭなどの未知の分野にも積極的に取り組まなくてはなりません。事務所協会の皆様には何とぞ倍旧のご指導をいただきますようお願い申しあげます。

　幸、今のところ四国の現場でコロナ感染の報告はありません。関係者の皆様の日頃のご努力に敬意を表すると共に、コロナ禍の一日も早い収束を願うばかりであります。

　そして建設の現場で働く職人が、安心して働ける、自信の持てる職場だと自覚できる環境を実現し、新規の若者が建設業で働きたいと列をなして集うような産業となれる日まで、全力で頑張りたいと願っています。

　本年度が皆様にとりまして、素晴らしい年度となりますことを心よりご祈念申し上げ、新年度のご挨拶といたします。

2021年挨拶

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