協会概要
会長挨拶(2023年)
ご挨拶
日頃より会員・賛助会員並びに関係各位の皆様にはコロナ禍にもかかわらず、本協会の活動にご支援、ご協力を頂き厚く御礼を申し上げます。
本協会の新会長として1年が過ぎようとしています。この1年を振り返りますと、令和4年は中四国ブロックの幹事県として会長会議を開き、各県の問題点や状況を話し合い、本部である日事連(日本建築士事務所協会連合会)への要望や連絡事項を伝達しました。締めとして日事連会長である児玉耕二氏をお招きし、中四国ブロック9県の方々と高松で会議を開き懇親を深め、翌日には「やしまーる」や「四国村」の見学会を催しました。中四国の事務所協会のつながりが一層深くなり、今後の活動が有意義になると感じました。令和5年は島根・鳥取両県で全国大会が開催されますので大勢で参加したいと思っています。
次に、建産連(香川県建設産業団体連合会)を通じて長年県へ要望しておりました、指定事務所登録機関の指定について「前向きに検討する。」との回答が得られました。これにより、本年度から指定登録機関として対応出来るよう準備や予算化もしていきたいと思います。
国が目指す「2050 年温室効果ガス排出実質ゼロ宣言」に沿って、県も香川県地球温暖化対策推進計画に基づき協議会を設けました。その委員となり建築士事務所協会として、どのように取り組んでいるか報告をしています。
この1年間、色々な方々とお会いすることが増え、考え方や行動に新たな発見や驚きがありました。今後もWBCの選手ように、楽しみながらやっていきたいと思います。
さて、ようやく新型コロナ感染も第8波流行が収束し、第5類感染症に移行になり対策緩和ムードになりつつあります。しかし、今後建築業界の状況予測はどうなるのでしょうか。悪い方ばかり考えても仕方ないですが、
1)合併特例債を利用しての公共建築物の減少
2)建築資材や人件費が高騰するなかでの需要量
3)関連建築人材の高齢化、若い人の入職の減少
4)働き方改革による土曜日の休日や残業の時間制限等が本格的に始まる事への対応
5)建築基準法改正による4 号特例制度の縮小や住宅の省エネ基準の適合義務化による業務量の増大。
等、何らかの対策を遅くとも始めなくてはならないと考えます。4), 5) については事務所協会としてアンケート等を実施し、会員の方々に有意義な情報なり研修会を提供していきたいと思います。協会員一丸となり、困難なことに対応し未来ある事務所協会になれるよう、今後とも会員皆様の一層のご理解とご協力をお願い致します。
2023年挨拶