協会概要
会長挨拶(2022年)
ご挨拶
日頃より会員・賛助会員並びに関係各位の皆様には、本協会の活動にご協力・ご支援を頂き厚く御礼を申し上げます。
さて、前中村会長の後を受け、本協会の新会長としてご挨拶を申し上げます。建築士法には第5章に「建築士会」第6章に「建築士事務所」第7章に「建築士事務所協会」について示されており、本協会は法律に基づいた一般社団法人となっています。そこには、建築士事務所の業務の適正な運営及び建築士事務所の開設者に設計等を委託する建築主の利益の保護を目的とするための業務が示されている為、協会自身で自律的な監督体制を確立していくことが求められています。
中村前会長は、この重き目的を達成する為の努力はもちろんのこと、一昨年に導入された県での「建築設計等の最低制限価格制度」の要望を実らせた等、コロナ禍での御苦労とご活躍は、頭が下がる想いと共に感謝しかありません。後を引き継いだ私は前中村会長同様に、歴代の会長が残された歴史を汚さぬよう誠心誠意頑張りますので、皆様の温かいご指導・ご鞭撻をお願いいたします。
長引くコロナ禍で不安な時にソ連が戦争を始め世界の様相が変わる中、どういう風に動くことが良くなることか解らず悶々とするこの頃です。しかし、我々は「芸術を抱いた技術集団」の専門家として、地道に調査研究を怠らず日々鍛錬をする他ないかと思います。その手伝いをするのが協会の役割なので、会員が求める内容を募り、賛助会員にもご協力を頂きながら技術力を高める活動を進めていきたいと思っています。
全国的に見て、香川県に開設している建築設計事務所は当協会への入会率が低く、組織としては弱いと感じています。何処の団体も同じかと思いますが、事務所の件数が減っている中で、入会者を増やすことは難しいかもしれません。入会率を上げるために、スタッフが少ない事務所に加入して貰う対策や、当協会に入っていることで、建築士法に唄われた業務を遂行している事務所としてアピール出来るメリットを感じられる体制も必要かと思います。
時代の中で、色々と改革していくことや守っていかなければならないことが色々あると思いますが、先輩達の伝統を守り、建築設計業界の発展のため、会員の皆様と共に進んでいきたいと思いますので、今後とも一層のご協力を宜しくお願いいたします。
2022年挨拶