Top賛助会賛助会会長あいさつ

賛助会

賛助会会長あいさつ

(一社)香川県建築士事務所協会 賛助会 会長 武田美治 (一社)香川県建築士事務所協会 賛助会
 会長 武田 美治
 武田建設(株)


汝の敵を愛せよ


 平素は(一社)香川県建築士事務所協会賛助会の活動に格別のご理解とご協力を賜り厚くお礼申し上げます。昨年度は皆様のご協力の下、2回の親睦ボーリング大会、3回のセミナーの他、工場見学会や親睦コンペなどを通して会員の交流と研修を重ねて参りました。会員数も139社となり、本年度も香川県建築士事務所協会のご指導の下、会員の増強と活動の充実を目指して参りますので倍旧のご指導を賜りますようお願い申し上げます。

 さて、毎年のように「さぬき」の原稿には苦慮をしています。釣りの事も書いたし、ベトナムの事も書いたし、堅い文書も書いたこともあって、後残るはジャズのことやゴルフの事くらいしかネタがありません。どれも面白くないので今回は「酒」にまつわる事でごまかそうと思います。

 酒に含まれるアルコールを摂取すると人は酔います。酔いには、エタノールによる脳の麻痺と、体内でのエタノール分解の過程で生じるアセトアルデヒドの毒性(頭痛、嘔吐、二日酔いなどを引き起こす)による酔いとの、二種類があります。アルコールによる酔いは、エタノールの血中濃度に比例します。しかし同じ量を同じペースで飲んでも、酔う程度は人により大きく異なります。これは、エタノールの血中濃度は各人が持っている体液の量により変わってくること、またアルコール脱水素酵素の活性度にはアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)と同じように3種類の遺伝子型があり、エタノールの分解速度が異なるためであります。ALDHのタイプは大きく3つに分かれます。GG、AG、AAタイプの3つです。人は摂取したアルコールの濃度に応じて、実際には脳が麻痺しており、アルコールによる本来の酔いは同じですが、アルコールが分解された後に生成されたアセトアルデヒドの分解能力に差があるためです。酒に強い「GGタイプ」は、アルコールが体内で代謝された後に生じるアセトアルデヒドを速やかに分解できるので、悪酔いしないタイプ。このタイプがアルコール依存症になるリスクはAGタイプの6倍と言われており、事実、日本のアルコール依存症患者の9割弱はこのタイプだそうです。さらに、GGタイプしか存在しない白人・黒人の社会である欧米では、アルコール依存症が深刻な社会問題となっていて、酒の強いのも大変です。酒に弱い「AGタイプ」は、アルコールが体内で代謝された後に生じる、毒性の高いアセトアルデヒドを分解する能力が弱い。そのためアセトアルデヒドの毒性により、頭痛、嘔吐、二日酔いなどを引き起こします。そのタイプがアルコール依存症になる可能性は低いそうですが、同じ量の飲酒を継続した場合、GGタイプよりも短期間でアルコール依存症になることが知られており、注意が必要です。酒が飲めない「AAタイプ」は、いわゆる「下戸」で、アセトアルデヒドを分解する能力がほとんどなく、アセトアルデヒドが長時間・大量に体内に蓄積することになるため、アルコール類を一切受け付けない。したがって飲酒は厳禁であり、これを訓練などによって克服することは絶対に不可能なので、飲めない人には酒を強引に勧めない配慮をお願いします。ブランデーケーキや奈良漬けなど、少量のアルコール分を含むものに対しても赤くなるなど、敏感に反応する人もこのタイプであります。

 日本人には、同酵素の活性が低いか、欠落している人が全体の45%程度いるそうで、10人に1人は体質的にまったくアルコールを受け付けない人もいるようです。しかし酒の弱いタイプの人も、恒常的な飲酒により、薬物代謝酵素CYP(P450)が多量に誘導されるようになり、このCYP酵素がエタノールを分解するようになります。CYPは(アセトアルデヒドを含めて)エタノールを水と二酸化炭素に直接分解するため、多少の量のアルコールでは全く酔わなく(酔えなく)なります。この状態になると、麻酔を含め、ほとんどすべての種類の薬物に関してCYPが作用するために、薬物が非常に効きにくい体質が形成され、さらにCYPが誘導される頃にはアルコール要求量が急速に増大し、「酒に強くなった」と錯覚するようになります。しかし、飲酒量の増大に伴い、生活はいわゆる「アル中」状態となり、健康も急速に悪化する。すなわち、健全な社会生活の維持が困難になったり、極度の栄養失調、アルコール依存症、あるいはアルコール性神経炎などを併発するようになると言われています。飲酒によるアルコールは神経系を抑制し、運動の反射時間の延長や刺激への無反応を生じさせ、さらに血中濃度が上昇すると脳幹まで抑制するので、瞳孔拡大や呼吸停止を引き起こし、死に至る危険な行為と言えます。

 「酒」について医学的には以上のような考察や研究もされてきましたが、かく言う私はたぶん、酒の弱いAGタイプ。その上、飲み過ぎでCYP酵素が多量に誘導されはじめていると感じています。しかし、やっぱり気心の知れた件中と酌み交わす「酒」は、格別です。また、おいしく「酒」を飲むために、うまい肴を用意します。ここ何年もひたすら酒の肴のおいしい店を探し続けておりますし、いい店も見つけました。また変わった「酒」の飲み方も覚えました。安物のウィスキーを瞬時にスコッチのシングルモルトに変身させる方法、100円の駄菓子で、格別のカルテルを作る方法、'ひれ'酒を'ひれ'なしで毎日飲む方法、コーヒー好きにはたまらないジンロのロックの作り方、東京新橋ではビールジョッキは右手で...など。お得な情報を持っておりますので、いつでもお声掛けいただければと思います。最後に酒に関する格言をひとつ。
Alcohol may be man's worst enemy,but the Bible says "love your enemy"
(酒は人類にとって最大の敵かもしれない。だが聖書はこう言っている、「汝の敵を愛せよ」と)-フランク・シナトラ
酒飲みの言い訳ここに極まれりの感はありますが、私は共感いたします。はい。
改めまして、本年度も賛助会をよろしくお願いいたします。


2018年挨拶


  • TOP
  • 県民の皆様へ
  • 建築士とは
  • 建築士事務所とは
  • 建築士事務所協会会員
  • 協会会報 さぬき
  • 会員作品集
  • 良い家を建てるには
  • 設計から建築まで
  • 苦情解決業務
  • 会員の皆様へ
  • 行事・講習会
  • 連絡事項
  • 委員会
  • 協会概要
  • 協会概要
  • 入会案内
  • 賛助会
  • 賛助会
  • リンク集
  • 香川県建築設計協同組合