(一社)香川県建築士事務所協会
会 長 富 岡 学
(有)富岡建築研究所
正会員、賛助会員及び関係各位の皆様方には、協会の活動にご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
ところで(一社)日本建築士事務所協会連合会(日事連)は全国を6ブロックに分け、各ブロックから副会長・常任理事・常設委員会の委員が選任され、現在私は中・四国ブロック協議会の副会長を務めさせていただいており、日事連と中・四国ブロック協議会の連絡調整を行っております。
建築士法第27条の2において建築士事務所協会は、建築士事務所の業務の適正な運営及び建築主の利益の保護を図ることを目的とすると明記されています。そして、この目的のために昨年は「建築士法の一部を改正する法律」が施行され、現在、様々な機会でその周知に努めているところです。
また、日事連は設計業務の発注者向けに下記の共同要望書を作成し、今後の要望活動を行っていく予定です。
・設計者選定に際しては告示第15号及び第670号に準拠した業務報酬
・品確法の趣旨に則り価格以外の要素を考慮
・建築士事務所の賠償責任保険への加入を条件
・プロボーザル方式等の評価基準として建築CPD 情報提供制度の実施を活用
ところで大西高松市長さんが[市長どっとコム]で、岐阜県庁に勤めていた時「ガヤガヤ会議」の「言いっぱなし、聞きっぱなし」のことが紹介され、その会議の様子として「リラックスした雰囲気でワイワイ、ガヤガヤやる。そこにひらめきと創造の種が生まれます。あとはそれをいかに花開かせるか、ですね」と書かれています。
この会議の方法は、組織の規模も体制も異なる建築士事務所協会にも相通じるものがあり、今後、協会の活動をより効果的に進めるのに役立つものと思います。
以前、国交省住宅局の審議官が岡山でのブロック会議に来られた時に「国交省に目安箱はないのですか」との質問に「日事連を通して...」との返事を頂きました。このため、日事連正副会議では、建築主の利益の保護を図るために全国の単位会から出される提案や要望などをとりあげ、検討していきたいと思っています。
2016年挨拶