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2013年6月アーカイブ

業務を実行する誇りを


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(一社)香川県建築士事務所協会
 会 長 富 岡 学
 (有)富岡建築研究所

 


 香川県建築士事務所協会は社団法人から一般社団法人に移行して一年が経過しました。
 新法人への移行に伴い、会員一同新たな気持ちで協会の社会的役割を考え、建築セミナー、工場見学会、技術講習会など各種建築関連情報の発信に努めてまいりました。
 事務所協会の社会的な役割を高め、発言力を強めるためには、これまで以上に会員増強が必要になってきますが、会員の高齢化に伴い退会者が多くなっているのも現実です。
 会員増強をするにあたり、よく会員になるメリットが問われますが、事務所協会は会員のメリットを目的にした法人ではないものの、多くの方に入会していただけるよう事業や運営面での魅力も必要です。
 建築士法第27条の2には、「建築士事務所協会という文字を用いる一般社団法人は、建築士事務所の業務の適正な運営及び建築士事務所の開設者に設計等を委託する建築主の利益の保護を図ることを目的とし、かつ、建築士事務所の開設者を協会会員とする旨の定款の定めがあるものでなければならない。」とうたわれています。また、その3項では、「その目的を達成するため、次の各号に揚げる業務を行なう。」とされています。
一 建築士事務所の業務に関し、設計等の業務に係る契約の内容の適正化その他建築主の利益の保護を図るため必要な建築士事務所の開設者に対する指導・勧告その他の業務 二 建築士事務所の業務に対する建築主その他の関係者からの苦情の解決 三 建築士事務所の開設者に対する建築士事務所の業務の運営に関する研修及び建築士事務所に属する建築士に対する設計等の業務に関する研修 四 前三号に揚げるもののほか、その目的を達成するために必要な業務  本協会の定款の第4条(事業)も建築士法の精神を踏襲しています。
 会員になることのメリットは、個々の利益を求めるのではなく、建築士法にうたわれた業務を実行することの誇りだと思います。
 建築物は建築士事務所協会の正会員だけでは造れません。施工に係わる賛助会員と協力して建築主の利益の保護を図ることも必要と思います。その目的の為にも、協会役員や会員が会員の増強に努め、協会への加入率が毎年全国ワースト1から脱却し、今後も建築業界に貢献できますよう頑張ってまいりますのでよろしくお願いいたします。

 

2013年挨拶


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